結婚相談所の始め方2.結婚相談所の具体的な業務内容は!?

DATE : 2022年5月10日

結婚相談所加盟連盟として日本で最も古い歴史を誇る日本ブライダル連盟=BIUです。

前回は結婚相談所の始め方1.結婚相談所の種類・どんなところか知る!をお伝えいたしました。

本記事は「コレを読めば結婚相談所開業から成功までの道筋」をご理解いただけるよう、「仲人型結婚相談所」の業務についてお伝え致しますので、結婚相談所の種類などについてご不明の場合は前回の記事をご覧ください。

では結婚相談所の始め方2として「結婚相談所の具体的な業務内容は?」をお伝えしていきたいと思います。

1.仲人型結婚相談所の業務は?

仲人型結婚相談所の業務は基本的に「サービス構築」「会員を集める」「入会面談」「お相手を紹介する」「会員へのサポート」「お相手との交際をサポートする」という事が中心になります。

順を追ってご説明致します。

1-1.サービス構築

仲人型結婚相談所として活動する上で、「どういったサービスをどういった価格体系で提供するか」という事は非常に大きなテーマです。

日本ブライダル連盟=BIUでは、開業された結婚相談所の皆様に自由にサービス設定、価格設定をして頂いておりますので、地域や対象ターゲットを慎重に決めて頂き、その上で提供サービスや価格設定をして頂く必要が有ります。

これらのサービス構築が結婚相談所経営の明暗をわける非常に重要なポイントとなりますが、日本ブライダル連盟=BIUでは結婚相談所立ち上げにおけるこれらの作業に関しても選択が可能ないくつかのサービス設計をするにあたって必要となる様々なツールも併せて提供サポートさせて頂いております。

顧客ターゲット層を考える

顧客の年齢・性別・地域などをじっくりと考えて頂く必要が有ります。

もちろん「男性なら高年収・高学歴」「女性は若く綺麗な方」がご入会いただければ、ご成婚を導きやすく、多くの結婚相談所が顧客ターゲット層として、こういった好条件の方を設定したいと考えるのが王道かと思いますが、実際問題こういった方々は結婚相談所の様な有料サービスを利用せずとも結婚できてしまう可能性が高いです。

もちろん、結婚相談所オーナーの性格・性質によって得意な相手、不得意な相手というのもいらっしゃいますし、運営する中で顧客ターゲットがより絞り込まれてくる事もありますが、最初にガイドラインとして考えて頂くべきこととして「どの様な方が結婚相談所サービスを必要としているのか?」といったことや、実際に独身者に意見を聞いてみるなどの必要が有ります。

絞り込みすぎる必要はありませんが、ご自身の活動地域の特性なども踏まえて是非とも「架空の顧客像=ペルソナ」をイメージして頂きながらターゲットを考えて頂く必要が有ります。

提供サービスの構築

後述で具体的な結婚相談所の業務をお伝え致しますが、結婚相談所として顧客にどの様なサービスを提供するかという点も考えて頂く必要が有ります。

例えばですが「シニアの婚活」や「シングルマザーの婚活」といった顧客ターゲット層の設定にあたって、エッジをきかすことや「自分のスキル(心理学や占い)などで悩みを解決する」などのサービスにフォーカスすることで顧客ターゲット層を明確にしていく必要があります。

また、定期面談の回数や内容についても検討が必要ですし、Lineやメールでのサポートなどを時間帯関係なく無制限で提供する方ことで差別化することも考えられます。

※日本ブライダル連盟=BIUでは結婚相談所としてのスキルアップの為に様々な講習やLineトークケア公式カウンセラー登録等、実地学習のできるカウンセラー登録の仕組を提供させていただいています。

価格を考える

価格設定は非常に重要です。高すぎると集客が難しくなりますし、安すぎるとサービス品質の維持が難しくなります。

価格設定で大切なのは「競合調査」です。周辺にどれくらいの結婚相談所が有り、どれくらいの価格で提供しているのかという点を徹底的にリサーチする必要が有ります。

また、サービス内容と価格が釣り合っているのか、なども考える必要が有ります。サービスが充実しているのに安すぎる場合は問題ですし、サービスが薄いのに高すぎるのも問題です。

また、結婚相談所の収益の面で最も大きな費用となる「成婚料」をモチベーションに活動される結婚相談所が多いですが、実は安定経営のポイントは「月額費用」だったりします。

※日本ブライダル連盟=BIUでは料金設定についても、色々とご相談に乗りアドバイス・サポートさせて頂いております。

1-2.会員を集める・集客

結婚相談所を開業したからといって、会員がいなければ結婚相談所としての活動ははじまりません。

そのため、結婚相談所開業後の業務として最初に行うべきなのが「集客」です。

集客の方法については様々な方法が有ります。

知り合いへの声がけ

もっとも初歩的な集客の方法の一つが「家族・友人・知人」に結婚相談所を開業した事を伝え、独身の方を紹介して頂く方法です。

結婚相談所として選ばれる為には「成婚(結婚へと導いた実績)」が非常に大切ですので、中には起業直後の会員に対して非常に低価格でサービスを提供し、まずは成婚まで達成する方もいらっしゃいます。

もちろん、正規の費用を獲得出来る事が理想的ですが、何よりもまず会員を成婚へ導くまでの作業を体感頂く事も非常に重要です。そのため、まずはありとあらゆる方に対して自身が結婚相談所を開業された事をお伝え頂く事が非常に大切です。

顧客接点を持つために、無料婚活相談などを設ける方や、日本ブライダル連盟=BIUで提供しているハートグラム診断・恋愛診断などを顧客接点のきっかけとして利用する方も多いです。

SNS運用

集客とは「自分がどの様なサービスをいくらで提供しているか」という事を多くの人にしって貰う認知作業です。

そこで、無料ですぐに始める事が出来るのが「SNS運用」を利用した集客です。

既になんらかのSNSを運用されており、多くのフォロワーが居る方は、結婚相談所を開業した事をお伝え頂く事で、より幅広い方々に認知していただけるチャンスが広がります。

何よりも「無料」で行う事が出来るのがSNS運用のポイントです。

facebookやTwitter、Instagram、YOUTUBEなどを活用し、集客に成功されている結婚相談所も多数ございますので、集客の為にSNSの運用は積極的に行って頂ければと思います。

※日本ブライダル連盟=BIUでは専門家を招集してのSNSやウェブマーケティングの研修開催の実績も多数ございます。

ブログ運用

SNSと同様に、ブログの運用を行うことで集客につなげて頂く事が可能です。

ブログも無料で開始可能なものが多いため、SNSと同様に運用して頂く事でより幅広い方に知って頂く事が可能です。SNSに比べて文字数を沢山書くことが出来ますので、ご自身のビジネスをしっかりと伝える事が出来るのがブログの強みです。

パンフレット・チラシ等の印刷及び配布

結婚相談所をアピールするためのパンフレットやチラシを作成して頂き、それを配布して頂く事も集客の一つの方法になるかと思います。

配布に関しては多くの考え方が有りますが、人的ネットワークを活用した配布で集客が成功する事が有ります。

ホームページ制作

ホームページ制作は費用が必要となりますが、マーケティングの上でインターネットは欠かせない時代となっています。

自社の強みなどを表現するのはもちろん、ブログ機能が付いていればブログを書くことでアクセスを増やす事も可能です。

また、近年はホームページが無い企業はビジネスにおいてマイナス面が多いので、名刺同様に必須になっています。

近年、集客に成功している結婚相談所の多くがHPとウェブマーケティングを効果的に活用しています。

※日本ブライダル連盟=BIUでは結婚相談所のウェブマーケティンを専門的に対応しているウェブ制作会社のご紹介も可能です。

インターネット広告

ホームページと同様に、インターネット広告も非常に効果的です。

費用はかかりますが、SNSでも広告出稿が可能な為、安い費用から膨大な費用まで、様々な広告費用のボリュームで集客が可能です。

1-3.入会面談

集客で会員からの問い合わせが発生した場合に必要なのが「入会面談」です。

会員の方の結婚に向けた課題や婚活の方向性などについて傾聴することが最初のステップになります。

入会面談の最終的な目標は勿論、ご入会いただくことですが、ご入会いただく為に絶対的に必要となるのは、相談者からの信頼の獲得となります。

傾聴

今までの婚活の状況やなぜお相手が見つからないのかといった婚活者が個々に抱えている課題や要因について、とにかく傾聴することから始めるのがポイントです。

信頼の獲得

仲人型結婚相談所にとって重要なのが「信頼の獲得」です。ご自身の結婚を任せていい相談所か否かをしっかりとご納得いただく為に引き出しの多さが強みになります。

ご入会契約

結婚相談所の業務は経済産業省の定める結婚相手紹介サービスのガイドラインによって規定されています。ガイドラインに則った入会契約は必須です。

※日本ブライダル連盟=BIUではガイドラインに則った契約方法について、研修時に全てお伝えしております。

カウンセリングの考え方のご説明

個々の入会者の課題に寄り添ったカウンセリングについての考え方についてや目標設定などについて、相互に認識の違いがない様に最初の段階でしっかりとご説明を行います。

プロフィール写真の撮影

お見合いのお申し込みを受けていただけるか、お見合いを申し込んでいただけるかの最大のポイントはプロフィール写真の出来栄えです。修正まではやりすぎですが、写真館等でプロのカメラマンに撮影してもらうことは是非、お奨めしてください。

※日本ブライダル連盟=BIUでは多くの写真館と業務提携をしております。

 

プロフィール作成

プロフィール用の写真が準備できましたら、会員データベース登録に必要なプロフィール情報を作成します。異性から魅力的に見えるように会員を紹介出来るかどうかが大きなポイントです。

しっかりとヒアリングをした上で、魅力的なプロフィールを作成します。

1-4.お相手を紹介する

会員データベースを利用して、お相手を探す方法をお伝えし、また条件に有った方を見つけ次第会員にご提案します。

会員データベースでのお相手探し

会員データベースに登録されている独身の異性で条件に合った方を会員自身が探す事が可能ですし、カウンセラーからのレコメンドも可能です。

会員が申し込みをする場合も有りますし、結婚相談所が見つけたお相手をご提案する事も可能です。

もちろん、お見合い申込みが断られてしまうケースも有ります。しかし定期的にお見合いをしなければ交際には至りませんので、積極的に申し込みして頂く必要が有ります。

結婚相談所のネットワークでのお相手探し

親しい結婚相談所同士でお見合い相手を紹介しあったり、地域によっては所属連盟関係なくプロフィール交換会が開催されていますのでそういった所でお相手探しを行います。

お見合いが決まったら?

上記の方法でお相手を探し、お見合いが決まった場合、始めてのお見合いでご希望の会員には付き添いを行うケースがあります。

また、お見合いについて不安を持たれている会員に対してお見合いのコツやポイントなどを説明する必要も有ります。

1-5.会員へのサポート

お見合いが失敗してしまった場合、精神的に辛くなってしまう会員もいます。そういった場合にサポートが必要です。

お見合い後のサポート

お見合いが終わった後に会員に連絡し、サポート対応をする結婚相談所が多いです。

お見合いの内容を伺い、もし上手く行っていないようであればその要因を自己検証する必要があります。

会員のモチベーションが低下してしまいますと、退会や休会に繋がる事もありますので、精神的なケアは非常に重要です。

定期面談

殆どの結婚相談所が「月に一回の定期面談」を実施しています。

定期面談の中では、会員の気持ちを聞き、お見合いの反省や今後の方向性についてなど、様々な話をして頂く必要が有ります。

場合によっては、入会直後の目標設定とのズレを修正したり、目標の再設定が必要な場合はその方向性を提示することで、会員を設定目標=成婚へ導いていく為の大切な時間です。

コミュニケーションやファッション、近年ではLineのやり取りなども詳細にサポートする結婚相談所が多いです。

1-6.お相手との交際サポート

お見合いと面談を繰り返していく中で、交際へと発展します。

交際は結婚までの大切なプロセスですので、お相手の深い理解に向けて、第三者の意見を伝えることは、交際の継続、ひいては成婚に繋がるコミュニケーションです。

定期面談

特に異性とのお付き合いに不慣れな会員の方の場合は色々と悩みが生まれてしまう場合が有りますので、引き続き定期面談などで気持ちをヒアリングしながら結婚へゴールイン出来るようにサポートが必要です。

1-7.プロポーズ→成婚

交際が続く中で、双方が合意した場合はプロポーズを行い晴れて成婚となります。

プロポーズについて

仲人型結婚相談所での活動において、プロポーズに失敗は有りえません。お相手方の結婚相談所にお相手の意志確認をする事が可能ですので、もしプロポーズを、という事になった場合は意思確認を行います。

お相手がOKだった場合は晴れて成婚退会となります。

結婚相談所の具体的な業務内容まとめ

結婚相談所の業務を大まかに説明させて頂くと前述の流れとなります。実際はより細かい様々な対応が有りますが、それらについても研修や経営中のサポートでしっかりご理解いただけるようにお伝えしております。

結婚相談所の経営を実際に行って頂いているイメージをして頂く事が出来れば幸いです。

本記事の中で疑問点などございましたらお気軽にご連絡下さい。詳細をお伝えさせて頂きます。

株式会社日本ブライダル連盟 営業本部 担当:佐久間
TEL     :03-5332-6807
MAIL   :sakuma@biu.jp

また、結婚相談所の始め方については以下の記事を是非御覧ください。

結婚相談所の始め方1.結婚相談所の種類・どんなところか知る!

BIUで結婚相談所開業BIUで結婚相談所開業