夫婦の年齢差について

2022/11/11

厚生労働省が発表した2022年の、初婚同士の婚姻総数は約29万件(※1)でした。このうち、婚姻件数の最も多かった夫婦の年齢差はいくつか想像がつきますでしょうか。答えは「同年齢」で、約6万3千人、割合は21.6%でした。

意外に感じる相談室様も多いのではないでしょうか。
多くは夫が年上のケースが多いことを想像されたものと思います。
実際のところ、日本ブライダル連盟所属の結婚相談所の、成婚したカップルにおける年齢差の実態は、1位が「夫が2歳年上(10%)」、2位は「夫が3歳年上(9.3%)」の順で、「夫婦同年齢」は3位(8.4%)という結果(※2)でした。
結婚相談所ではやはり男性会員には年下の女性会員をご紹介するケースが多いことと、男性会員も年上より同年代以下の女性を希望されることが多いことは容易に想像でき、上記厚生労働省のデータと異なる結果となったことも納得できそうです。
しかしながら、厚生労働省の調査結果では「同年齢」の婚姻数は2位となった「夫が1歳年上」に、約2万3千件もの差をつけての圧勝という結果でした。

昨今始まったわけではありませんが、結婚の一つの条件として、一緒に生活する上での、互いの価値観が重視される傾向にあることは間違いないものと思います。
結婚相談所を通じてお相手探しをするケースでは、カウンセラーが会員の希望をくみ取り、お相手を紹介することから、ある程度の年齢差婚となるのは想像がつきそうですが、現在多くの会員を抱え、出会いの主流となったアプリやwebを通じて出会うケースでは、趣味や食べ物、服装など、互いの価値観に近いものが積極的に選択され、またこれらは年齢差が少ないほど共感されやすいのではないでしょうか。
その結果、同年齢婚が増えているのだとすれば、調査の結果にもうなずけそうです。

これは、あくまで仮説ですが、出会いの機会がなくなっていく中で、同級生との出会いは、結婚相手を見つけるという観点から見たとき最初の関門と言え、その関門をクリアした人たちが結婚という成果を獲得することが出来ていて、学生時代の出会いに並び立つ出会いのきっかけはないというのが現実なのではないでしょうか?
昨今の結婚相手紹介サービスの利用率の向上は、そういったことが背景に在ると思います。

日本ブライダル連盟では、仲人婚活が学生時代後の出会いの選択肢として早期に選択していただけるように、ネット婚活が中心となったマーケットの中で、仲人型の結婚相談所の認知、存在価値を高めるための差別化コンセプトを「誰もが結婚できる社会の実現」であるととらえ、実施案を定例会で提示させて頂いております。また、集客、会員の早期成婚についても具体策をご提案させて頂いております。
加盟をご検討の際にはぜひご一報ください。ご相談はZOOMを利用したオンラインでも可能です。

※各数値はニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子氏 調べ。
※1「届出年に結婚生活を開始している」ことが条件となるため、単純な届出提出総数とは異なります。
※2 日本ブライダル連盟調べ。

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