結婚相談所の多様化への対応について

2023/7/12

結婚相談所加盟連盟として多くの結婚相談所の開業サポートをさせて頂いております日本ブライダル連盟=BIUです。

放送開始から50年以上も親しまれている名物番組「新婚さんいらっしゃい!」(朝日放送テレビ)に6月4日、男性同士のカップルが出演しました。
これまで約5千組を紹介してきた中で、国内のスタジオに同性カップルが登場するのは初めてのことです。
これまで男女のカップルが出演することが当然の長寿番組も、多様化する価値観に対応した格好です。

現在、ストレートの方を対象としている結婚相手紹介サービス業では、当然ながら、伝統的な結婚のイメージや男女の異性間結婚に焦点を置いたサービス提供を行ってきたため、LGBTQの方に対する理解や対応策が不足していることに加え、LGBTQの方の結婚やパートナーシップに関しては社会的な認識や法的な制度がまだ不確実なことから、取り扱いのハードルが高いのは現時点において間違いないことかと思います。

その一方で、先の「新婚さんいらっしゃい」に倣い、これまでの常識を打ち破って多様化に対応できなければ、社会的な価値観の変化やLGBTQの方の権利の社会認知の流れに対して取り残され、結婚相談所に最も大事な信頼性や評判の低下に加え、ニーズにあったサービスを提供できないことから、将来的には顧客離れにつながって行くことを危惧しています。
結婚相談所も多様性を尊重し、包括的なサービスを提供することで市場の変化に合わせて行くことが必須になると感じています。

このためにはまず、それぞれのセクシャリティの考えや背景を理解する必要があり、LGBTQの皆さんのコミュニティや異なる性的指向に関する理解を深めるためのトレーニングが不可欠です。
具体的にはイベントやセミナーへの参加や、必要に応じて専門家やLGBTQの方ご自身を招き、より専門的な知識が継続的に得られる環境が必要かと思います。
また、LGBTQの会員様にサービスを提供する上においては、ストレートの方以上に顧客のプライバシーや安全性を守るための対策を講じる必要があります。
アウティング等による情報の漏洩は単なるクレームでは済まず、会員の命に関わる問題に発展する可能性があるからです。
LGTBQの方々の個人情報については、ストレートの方とは完全に区分けし、信頼性が担保された別システムを利用できることが不可欠ではないでしょうか。

こうした多様化への対応に対して、上記の条件に当てはまる環境を提供できる連盟は限られますが、日本ブライダル連盟=BIUは、LGBTQの方のお相手探しをサポートする日本LGBTサポート協会と協業し、その環境を整えています。
日本LGBTサポート協会に加盟している相談所の多くは、LGBTQの会員様に対するお世話を固有のシステムを活用して実行しています。
該協会は、LGBTQの方に関する特有の問題に対する対応策を持ち、問題や課題に精通した専門家や当事者によるセミナーの開催や、相談窓口があることなど、新たに多様化に向かって踏み出そうとする相談室に対し、活動が開始しやすい環境が整っています。

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