スマホ世代のコミュニケーションについて

2017/5/9

つい最近まで、パソコンやスマートフォンによるコミュニケーションの方法は、ブログやメールが主でした。しかしながらこれらは、情報の発信が一方通行になりがちで、双方向性に欠け、コミュニケーションツールとしては不満のあるものでした。

これにとって代わったのがフェイスブックです。言ってみればフェイスブックもブログの一種ですが「いいね!」ボタンが追加されたことにより、読者が簡単に記事を評価できるようになりました。ブログであれば記事に対する感想は、文章として書きこむことが主でしたが、フェイスブックなら「いいね!」ボタンを押せば簡単に、短時間に、読者が記事に反応することができるようになりました。
ツイッターも同様。ブログなら、読者が興味を引くような内容の事柄を、記事としてキチンとまとめる必要がありましたが、ツイッターではあえて140字という文字数の制限を設け、記事を「つぶやき」と表現したことによって、「マイクロブログ」という、新たな、肩肘を張らないユルいブログのカテゴリを作り上げました。これら「簡単である」ことと、「いいね!」ボタンに代表される記者と読者間の「双方向性」によって、この二つのSNSは爆発的に利用者数を伸ばしてきました。

しかし今や、フェイスブックやツイッターすら利用者数が頭打ちとなり、限界説がささやかれ始めています。みなさんはミクシィからフェイスブックへとユーザーが大移動した時期を覚えているでしょうか。現在は全く同じ現象が、フェイスブックやツイッターに訪れようとしているのかもしれません。ネット社会の主流の移り変わりには目を見張る以外にありません。

これからの若い世代とのコミュニケーションでは、「LINE(ライン)」の利用が必須となるでしょう。すでにご利用のカウンセラーの皆様も大勢いらっしゃるかと思います。ご存知の通りラインでは、会話形式のトーク機能による強力な「双方向性」と、スタンプによるこれまでのSNSになかった「簡単」でわかりやすい表現力によって、瞬く間に国内トップシェアのSNSとなりました。フェイスブックやツイッターの更新はつい滞ってしまっても、一日の中でラインを一度も使わないと言う方はいらっしゃらないのではないでしょうか。

日本ブライダル連盟では既に定例会の中で、若年層向けの登録種別の新設(スタートアップ会員登録)のご説明に加え、今後、必ず会員とのコミュニケーションの主流となるLINEの使い方や基礎知識も議題として取り上げています。今後は、使い方の説明からビジネスとしてどう活用していくべきかの提案をさせていただく予定です。