アプリ婚活での成功と失敗!結婚相談所が理解するべきこと3つ!
2020/12/6
アプリで婚活する事が当たり前になってきましたが、人気の婚活方法である反面やはり成功する人と失敗する人がいるのが現実です。
結婚相談所に入会する前にアプリを活用してから入会されるケースも年々増加傾向ですので、今回はアプリ婚活での成功と失敗について皆様にご理解頂ければと思います。
アプリで成功される方・失敗される方の性質・傾向はどのようになっているのでしょうか?
アプリ婚活で成功する方とは?
アプリ婚活で成功される方はどういった方なのでしょうか?
まずはっきりと言える事は「アプリ婚活で成功し結婚する方は自力で異性にアプローチして成功できる方」です。
アプリの性質上、出会いの分母は非常に大きいですが、メッセージのやり取りや自己アピールなどは全て他者を介さずに自分で行う必要があります。
また、結婚相談所のデータベースとは異なり、あくまでも自分でプロフィールを作成したり、よく写った写真を選んでサムネイル画像にしたりと、ネット上でも自己アピールに慣れている方がアプリで成功する傾向が強いです。
結婚相談所とは異なり「条件でのマッチング」以上に「写真やルックス」が非常に大きなウェイトを占めるのも婚活アプリの特徴です。
特にルックスが良く若い女性などはアプリを利用していればお相手を選びたい放題と言っても過言では無いでしょう。
アプリ婚活成功者の傾向は「モテる方」と言って差し支えありません。
結婚相談所が意識するべき問題は「結婚相談所にとって婚活アプリでの婚活は非常に強力な対抗サービスなるのか否か」という点です。
しかし、従来の婚活者はそもそも「自力での婚活が難しい方々」でした。独身者数の中でも結婚相談所を利用する層は全体のうちの10%にも満たないというデータがあります。
そのため、そもそもこの様な「モテ層」は結婚相談所のサービスを必要としていない為、恐れる必要はありません。
むしろ「出会い・恋愛・結婚」にお金を払うのが普通の世の中になってきている側面が強いため、結婚相談所ビジネスにも恩恵が有ると考えるべきです。
アプリ婚活で失敗する方とは?
アプリ婚活で成功する方がいれば、もちろん失敗してしまう方も多いです。
データ上では婚活アプリで婚活した場合「交際へ発展:41.6% 結婚まで発展:10.5%」というデータがあります。利用費用を考えると、なかなか高いパーセンテージで結婚まで発展している訳ですが、しかしその実「90%程度は結婚出来ていない」という事実が浮かび上がってきます。
言ってしまえばこれが「アプリ婚活の限界」なのです。
アプリ婚活で失敗してしまう傾向の方は、前述の成功した方の反対です。
まずは写真・ルックスなどの自己プロデュース力が低い可能性が高いです。さらにメッセージでの異性とのやりとりなども上手では無いです。
アプリ婚活の現実としては「とても人気が高い人」が「人気があまりない人」を駆逐してしまう傾向があり、会員数は豊富にいたとしても「モテ層」では無い限りなかなか出会いに結びつくことは無いのが現実です。
結婚相談所として考えるべきポイントは多くあります。この「婚活アプリ失敗層」が次にお相手探しの為に利用するサービスが「結婚相談所」になります。
さらにどういったサービスに流れていくのかを考えますと「大手結婚相談所の低価格サービス」の利用がまず真っ先に検討されます。
この「大手結婚相談所の低価格サービス」も実は婚活アプリと非常に似た性質になっています。
大手結婚相談所の低価格サービスはどんな内容?
大手結婚相談所の低価格サービスはだいたい「入会金0円~1万円、月会費1万円、成婚料0円~3万円前後」程度が相場では無いかと思います。
ただし、この大手結婚相談所の低価格サービスは実のところ「婚活アプリ」と性質が非常に似ています。
会員データベースに会員を登録し、その後のお見合い申請などは基本的に自力で行う必要があり、婚活アプリ失敗者が本質的に解決しなくてはならない「自己プロデュース能力・自己成長」をサポートする内容にはなっておりません。
会員の性質が婚活アプリよりも真剣に結婚を意識している層へとシフトはしていますが、本質的に必要なサポートが含まれていないのでサービス自体の評判が良いわけではありません。
ただし、仲人型結婚相談所が強く意識する点としては「婚活アプリ失敗者」を取り込む事が結婚相談所にとって今後非常に重要な事になってくる反面、大手の低価格コースに顧客が入会してしまい、その後「婚活疲れ」が起きてしまう点です。
最近ではこういった大手の低価格サービスを利用した後に本格的な仲人型結婚相談所に入会されるケースが増えております。
実はBIU加盟結婚相談所でもネットクラブを利用することでこのような「利用しやすい価格体系のサービス」を顧客接点に取り入れることが可能です。
サポートを抜いてしまい、あくまで顧客自身でネットクラブを利用して婚活を行うというコースを提供するのです。
もちろん仲人の皆様にとっては「それでは成婚出来ない」と思われるかと思いますし、それは間違いのない事実です。
しかし「顧客接点」を生み出す工夫が必要な昨今です。とりあえず会員と話が出来る、接点を生み出す、という点については非常に有効な方法です。
仮にオンラインコースを低価格で設立した場合、入会面談時に他コースへの誘導も可能ですし、もし低価格コースを利用したいという強い要望が有った場合、成婚が出来なければ本格的な他の活動コースへの編入も検討できます。
また、ほか結婚相談所に入会されている方向けに「乗り換え割引」などを設定していただくのも最近では有効です。
やはり大手やアプリなど「人のぬくもり・おせっかい」が無いサービスではなかなか成婚出来ない現実があります。
手厚いサポートを提供されているからこそ、仲人型結婚相談所を利用サービス選択の上で優先したくなる雰囲気作りを行っていくべき時期です。
最後に
婚活アプリで成功する人・失敗する人の性質と、仲人型結婚相談所のサービスが取り入れるべき顧客やサービスについて考えてまいりました。
色々とサービスが生まれている今日このごろではありますが、最終的に顧客の「自己成長」を含めて手厚くサポート出来、さらに成婚が難しい会員を成婚へ導く力が最も強いのが「仲人型結婚相談所」です。
ただ、年々サービスの取捨選択やライフスタイル、婚活適齢期の会員の性質も異なってきている側面がございますのでそのあたりを柔軟に対応頂く事で様々な問題を解決出来るかと存じます。
日本ブライダル連盟では結婚相談所の開業を承っております。創業1972年と業界で最も歴史のある結婚相談所加盟連盟です。
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