結婚相談所向けウェブマーケティング入門編2【検索エンジン】

2015/9/25

前回は、インターネットに余り通じていない方向けに結婚相談所集客に向けウェブマーケティングの基本概念を説明致しました。今回は、もう少々具体的な内容をご理解頂く為、より本格的な内容をご案内したいと思います。

検索エンジンってなに?

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通常、ウェブサイトを作成したり、ブログを開設した場合、ユーザーがホームページやブログにたどり着くまで、以下の導線が有ります。

  • GoogleやYahooなどの検索エンジンからのアクセス
  • FaceBookやTwitterからのアクセス
  • 現実で出逢い、名刺などからアクセスする場合

今回ご説明するのは「1.GoogleやYahooなどの検索エンジンからのアクセス」のアクセスの導線についてです。

検索エンジンの働き

検索エンジンはまず、サイトの存在を確認すると、サイトを登録します。登録されたサイト内の文章や、画像のデータ、サイトの構造を全て登録します。

この際に、どの様な事が行われているかと言うと、「キーワードの選定・他競合サイトとの比較」です。

例えば「東京都 結婚相談所」というキーワードが含まれているタイトルのサイトは複数存在します。その中でもGoogleの検索結果として一番上に来るサイト、下に表示されてしまっているサイトが存在します。

この現象は、Googleが「どのサイトが優れていて、どのサイトが劣っているか」を判定した結果なのです。

検索エンジンで上位に表示されるページは、下位に表示されるページよりも多くの人に見てもらえるチャンスが有ります。

ウェブサイトの優劣

検索エンジンがウェブサイトの優劣を判断する基準は多様です。余りにも多様で高度な内容となりますので、今回はこの内容を省略致します。

ウェブサイトの優劣の判断として基本的なものとしての最終結論が「面白いかどうか」です。

Googleの検索エンジンはプログラムですが、非常に高度なプログラムで年々高度になっています。ですので、検索エンジンは「サイトやブログ記事が面白いかどうか」を判定しています。

その反面、Googleが嫌うウェブサイトは「文章の量がとても少ないサイト」や、「内容の薄いサイト」です。たった数行の文章が書かれているページは、検索エンジンが最も嫌うページですので注意が必要です。

ユーザーが読んでいて面白い記事はGoogleも「面白いページ」と判断していると言って良いでしょう。

 

まずはタイトルで勝負!

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折角内容のあるウェブサイトを制作・ブログ記事を書いたとしても、ただそれだけでは検索エンジンに面白さを解ってもらう事が出来ません。ここで、「タイトル」が非常に重要になってきます。

タイトルは言ってみれば「本のタイトル」と同様です。書店で本を探す場合、タイトルから探すのが当たり前だと思います。料理の本なのにタイトルが「戦後70年日本史」だとしたら、何がなんだかわかりませんよね。

検索エンジンは、タイトルに含まれているキーワードを非常に重要視しているのと同時に、タイトルとページ内の文章内容が沿っているか、という事も判断しています。

タイトルはどこで解る?

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上記画像は、ウェブサイトを見るためのアプリケーション「インターネットエクスプローラー」でBIUのサイトを開いた場合の図です。画面一番上の所になるのですが「結婚相談所の独立開業ならBIU日本ブライダル連盟」と書いてあります。

この部分がサイトのタイトルです。

BIUのサイトでは「結婚相談所の独立開業」をしたい人に向けてタイトルを設定しています。検索エンジンはこのタイトルを登録し、「このサイトが結婚相談所の独立開業に関連した業務を行っているBIU 日本ブライダル連盟という組織である事」を判断する事が出来ます。

ウェブサイトのタイトルの付け方

タイトルの付け方ですが、相談所としてサイトを所有されている場合、「〇〇結婚相談所」とだけ書いてはいけません。前述のBIUのサイトの様に、具体的なキーワードを盛り込む必要が有ります。

※キーワードの詰め込み過ぎは逆効果ですのでご注意ください。

以下、例としてタイトルを付けますが、
「〇〇県〇〇市 バツイチに強い〇〇結婚相談所」
という様な、具体的に対象ユーザーを想定したタイトル付を行う事が非常に重要になってきます。

この様なタイトルを付ける事で、検索エンジンは「〇〇県〇〇市にある、バツイチに強い結婚相談所〇〇結婚相談所のサイトなんだな」と判断します。

せっかく内容の濃いサイトを作っても、タイトルがどの様な内容のサイトなのかを説明していない場合、検索エンジンに高い評価をされる事は有りません。

ですので、タイトル付を意識的に行う必要が有ります。

ブログのタイトルの付け方

前述はあくまでウェブサイトのタイトルでしたが、ブログ記事のタイトル付けも内容を解りやすく示唆し、さらに検索しているユーザーに届きやすいタイトル付を行う必要が有ります。

よく、Amebaブログなどを運営されている方で、以下の様なブログ記事のタイトルを付けている方がいます。
例)昨日は・・・

昨日は、というだけでは昨日の事を書いている事は解りますが、それ以上の事は解りませんし、「昨日は」と検索するインターネットユーザーもほとんどいないと思います。

このブログ記事の内容が、昨日某ホテルでお見合いをセッティングした、という内容なのであれば、以下の様なタイトルを付けるべきです。
「昨日は〇〇ホテルでお見合いをセッティング」

より掘り下げるのであれば、以下の様な例も良いです。
「〇〇ホテルで30代女性と40代男性のお見合い」

こうする事で、「お見合い」や「30代女性」「40代男性」「お見合い」というキーワードを検索エンジンに登録して貰う事が出来ますし、内容が濃いのであれば検索エンジンの上の方に記事が表示されるようになります。

ブログを書くには時間もかかりますので、タイトルにひと手間かける事でより多くの人に記事を見てもらえる可能性が出てきます。


少々難しい内容になりましたが、今回はサイトやブログの「タイトル付け」を適切に行う事で、検索エンジンからより多くのアクセスを集める具体的な方法をご案内致しました。

あくまで簡易的な内容となりますが、基本概念は「サイトのコンテンツが充実している事」です。システム的でより高度な内容もあるのですが、それはプロの領域になります。

今回ご紹介した方法は、ブログなどを運営されている方であればすぐに実践可能なテクニックですので、是非お試しいただければと思います。