ナシ婚と婚活者の意識の変化

2018/10/27

「ナシ婚」という言葉をご存知でしょうか。

入籍はしても結婚式はしない「ナシ婚」が増えているそうです。リクルートブライダル総研「結婚総合意識調査2017」によれば、20~40代の挙式や披露宴、披露パーティなどの、いわゆる結婚式の実施率は、2014年では70.9%でしたが、2017年では65.2%へと低下しています。

実施率は年齢が高くなるほど低下傾向となり、2017年では20代は7割を超えているものの、40代では4割台にまで下がります。妊婦や再婚者の結婚実施率は低い傾向があり、高齢になるほど低下するのはこうした理由もあるのかもしれません。
加えて、経済的な問題も無視できないでしょう。結婚を考える年代の経済環境の厳しさが増しており、雇用形態においても1990年代と比べて非正規雇用者が増え 、男性の地位の伸び悩みから正規雇用者であっても年収が伸びにくくなっています。

結婚式を「ナシ婚」とした理由についてはこれ以外に、「見世物になっているイメージが強く、挙式・披露宴を行なう気持ちは全くなかった」、「実際のところ無宗教なので、神様に誓うことに違和感があった。着たい衣装や雰囲気で宗教など関係なく、式の形式を選ぶのも理解できなかった」などの、意識の変化が理由に上がっていることも見逃せません。かつて結婚式で、行われることが当然だった儀式が、意識の変化でなくなろうとしているのです。

「ナシ婚」の増加は、結婚式や披露宴すらない、新しい結婚の形に変化しようとしています。根底には上記のように、婚活者の意識や、収入などの環境の変化があります。これに対応するようにブライダルサービスも、過剰なサービスを省くことでコストを抑えた商品に軸足が移りつつあります。BIUも提携している「スマ婚」は、その最たるものと言えるでしょう。我々仲人婚活も、こうした婚活者の意識の変化に対応できるよう、柔軟にサービスの形を変えていかなくてはなりません。

日本ブライダル連盟では、入会にあたり複雑な契約書や公的書類を必要としない会員区分「プレ会員」や、顧客との接点開発のためのツール「准恋愛診断士」のご提案、カウンセリング講習など、これまでも市場の変化に対応した会員区分や顧客接点ツールをご提案してまいりました。今後もさらに変化してゆくであろう市場に対し、これに対応する具体的な集客のアイデアを提案させて頂きます。

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