日本ブライダル連盟BIUがLGBT婚活支援を行う理由3つ

2021/7/7

日本ブライダル連盟BIUがLGBT婚活支援を行う理由3つ

日本ブライダル連盟BIUは、この4月から、LGBTの方の婚活支援を始めました。支援を行う理由が業界全体に関わる問題であることと、LGBT支援には専門的な知識が必要となることから、一般社団法人日本LGBTサポート協会を通じて、婚活支援を始めました。日本の結婚、婚活に、深くかかわってきた日本ブライダル連盟BIUが、なぜ、今、LGBTの方の婚活支援を行うのか、その理由は次の3つです。

1.結婚相談所は社会の公器であるべきという信念

日本の結婚事情を縁の下から支えてきたのは、結婚相談所が日常的に行っている「お見合」というマッチングシステムであり日本人の奥ゆかしさを補い、運命の出会いを演出してきたのは、間に入る人、即ち仲人の役割が大きかったと我々は考えています。にも拘わらず、我々結婚相談所の社会からの評価はそれほど高くありません。

これからの日本の結婚事情を考えれば益々、結婚相談所ひいては仲人の役割は大きくなっていくことは想像に難くありません。そしてその役割は、ジェンダーフリーの世の中の動きを反映して、マジョリティの結婚に留まらず、今後はマイノリティの方々にも「家族を持つ権利」を手に入れることが出来るようにすることにまで拡充していくのだろうと思います。この全ての人が「家族を持つ権利」を手に入れることができるようにすることが、社会の公器としての結婚相談所の正当なブランディングのきっかけになるものと確信しています。

2.地方自治体との関係性構築に繋がる

地方自治体が今後、避けては通れない課題として、LGBTに対する結婚の在り方、即ちパートナーシップ制度の構築があろうかと思います。この課題を解決する為には、自治体自身が、LGBTの現状を理解し、その対応を意思決定していかなければならないことを考えれば、このカテゴリーにおいてある種のプロになることが、自治体との繋がりを構築する為の礎となることは間違いないと考えます。

3.カウンセリングメソッドのパワーアップの為の近道

結婚相談所のカウンセラーにとってカウンセリングメソッドの習得の為に心理学を学んだり、占いを勉強したりすることはよくあることですがLGBTの方のマッチングに向けたカウンセリングは、OJTとしては、最高の経験であり、カウンセリングメソッドのパワーアップの近道であることは言うまでもありません。業界としてのカウンセリングのレベルアップに必ず繋がってくると信じています。