コロナウイルスの流行で結婚相談所が受ける影響と「今行うべきこと」

2020/3/16

コロナウイルスが流行し、結婚相談所のみならず幅広い多くの業種に様々な影響がもたらされています。

ご不安を抱えられている方も多いのではないかと思いますが、大きな災害・危機等は10年に一度くらいは発生してしまうものです。

かつて、東日本大震災が起きた後などは、震災中に不安を感じ復興が進むにつれて婚活を開始された方も多数いらっしゃいました。

全世界的に非常に危機的な状況ではありますが必要以上に不安感を膨らませず、来たるべきチャンスに向けて様々な「ブラッシュアップ」を行って頂ければと思います。

結婚相談所が受ける影響

まず、現在の状況で新規会員獲得は難しい状況なのでは無いでしょうか。

現在は自主的に外出を自粛されている方は多いかと思います。結婚相談所に入会を検討されている場合でもコロナウイルス問題が解決してから活動を開始されたいのが顧客側の本音なのではないでしょうか。

集客が思うように行かない時期です。

既存の会員様における問題としては「お見合いに対して消極的な会員様が増えてしまう」という問題もあります。

お見合いが減ることでお見合い費の分の収益が下がってしまっている方も多いかと思います。また、お見合いが減ると成婚へのスピードも低下してしまいますので、成婚料の獲得も難しくなります。

こういったことから不安を感じてしまう方もいらっしゃることでしょう。

お仕事の稼働が下がってしまう場合、中には「空いた時間の中でネガティブな事を考えてしまい不安を強く感じてしまう」という場合もあります。

この様な不安なお気持ちは私共も理解できます。しかし、強い不安感を感じているだけでは時間が勿体ないのも事実ですし、ネガティブな考えを抱えているだけでは問題は解決しないのも事実です。

災害にも強い結婚相談所のビジネスモデル

収益が減ってしまったとしても、結婚相談所のビジネスモデルは「月会費」の獲得があります。

そのため現在非常にコロナウイルスからの悪影響を受けている「飲食店」や店舗型ビジネスに比べると悪影響は緩和されています。

最悪、倒産してしまう飲食店等のビジネスが多い状況かと思いますが、会員保有数が多い相談所に関しては会員様の活動が停止してしまっても月額料金が獲得出来ます。

危機的状況にある他のビジネスモデルに比べれば、結婚相談所に起きている悪影響はそこまで絶望的な状況ではありません。

収束後へ向けて前向きに気持ちをシフトして頂き、ぜひとも今後の展開をチャンスに変えて頂くために色々と施策を検討し実行して頂くべきです。

時間が有る時こそできることを。集客やサービス、価格などの見直しを。

お見合いの回数が減ってしまっている様な状況なのであれば、ぜひとも考えて頂きたいことは「現在提供しているサービスの質・価格」などをじっくりと考えて頂くべきです。

どうしても忙しい状況では中々着手出来ないのが「現在のビジネスモデルをより良くしていく作業」です。

ネガティブな状況の中にもチャンスはあります。もし現在チャンスが有るとすると「以前よりも稼働が下がり時間に余裕がある」ということです。

この事を前向きに捉えて、是非とも収束後にチャンスを掴んで頂くために時間を割いて頂くべきです。

検討するべき事項の例は以下のようなものがあります。

大手結婚相談所への対策

ここ数年躍進している大手結婚相談所は幅広いサービスで多くの会員を獲得しています。

仲人型結婚相談所との競合が発生してしまっている中で「より自社のサービスが魅力的」になるように研究をして頂く良い機会です。

料金の価格帯も低価格~高額なものまで様々ですが、大手の場合は広告費も膨大ということもありますので近頃は「結婚相談所のファーストコンタクトは大手」という会員様も非常に多くなってきております。

最終的に会員様の成婚に関しては仲人型の方が成婚が確実ですが、その魅力が顧客に伝わっているかどうかなどを見直して頂くのも良いかと思います。

競合地域の研究

時間があり、外にも積極的に出たくないという状況でしたら活用ができるのが「インターネット」です。

ネットを使ってご自身が活動されている地域の競合他社の研究などをされるのも非常に有意義です。

価格は自社よりも安いのか高いのか。また料金に対して価値のあるサービスを提供しているのかなど、競合地域の結婚相談所の研究を行う良い機会です。

各社のサービスなどをじっくりと研究して、より強い結婚相談所を目指して頂くべきです。

会員様についても振り返る

結婚相談所を行っている中でどうしても休会や退会が発生してしまいます。

退会・休会が発生してしまうと月会費・成婚料などの収益が無くなってしまいますし、会員を獲得する為には集客活動・営業活動と様々なコストが必要ですので退会・休会を減らす工夫が必要です。

こういった問題を解決するにもやはり「考える時間」が必要です。

ホームページ・ブログ・集客活動を行う

災害時は集客がなかなか思うように行かない反面、収束後はむしろ会員が増加するという傾向が以前の東日本大震災時にもありました。

災害時に独身である事に不安を覚える独身者の方が多いからです。よって収束後は結婚相談所にとっても集客のチャンスとなります。

現在のコロナウイルス問題の収束がいつになるかは不透明ですが、来たるべきチャンスに備えて「ホームページの見直し・制作、ブログ記事の執筆、集客活動の見直し」を行って頂くべきです。

特にお見合いが減って稼働が下がってしまっている場合は情報発信のチャンスです。

ブログを書く、SNSへの投稿などに割くことができる時間も多いかと思いますし、もしチラシの頒布などをされている場合は内容の見直しなども有効です。

この期間をどう過ごすかによって、コロナウイルス収束後の展開が大きく変わってしまいます。

様々な施策を検討して頂くことでピンチをチャンスに変えて頂く事が可能となります。

現在、結婚相談所開業を検討されている方へ

現在結婚相談所の開業を検討されている方もいらっしゃるかと思います。

やはり現在のコロナウイルス問題が沈静化してからの開業を考えられる方も多いかと思いますが、反面コロナウイルス収束後には結婚相談所への入会者の増加が予測できます。

特に副業でのご開業を検討されている方であればテレワークや就労時間の変更などで時間的余裕が増えた方も多いかと存じます。

開業準備には研修含め多くの時間が必要となってしまいますので、ご開業に関しまして現在ご検討頂くのも方法の一つでは無いかと考えております。

結婚相談所開業にご興味があり、ご開業に当たってご質問・ご相談などございましたらご気軽にご連絡くださいませ。

株式会社日本ブライダル連盟 営業本部 担当:佐久間
TEL     :03-5332-6807
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