世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

2016/4/11

〔貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです。〕

来日中のムヒカ元ウルグアイ大統領の書かれた絵本を読みました。絵本ですが内容は子供から大人までしっかりと心に留めておかなければならないものでした。テレビでも大学での講演の内容が放映され意味深い言葉が次から次へと学生たちにかけられていました。

「本当の幸せ、豊かさとは何なのか?」この問いかけに「富が幸せをもたらすとは思わないで、幸せとは生きていることに満足していること」「物欲に走ったら幸せにはなれない」「勇気と決断を持って人生を肯定的に生きていくこと」「人生は時計のようなもの、ゼンマイは止まります。人間としての時間をどう使うのか?」「失望しない事、希望をもつこと」など、書き留められない程の格言が耳に入ってきました。

一つ一つの問いかけに私達は自分の心でその答えを考え、それを実践していかなければ幸せにはなれないと思います。

絵本の中では次のように書かれています。

社会が発展することが、幸福をそこなうものであってはなりません。発展とは人間の幸せの味方でなくてはならないのです。

「人と人とが幸せな関係を結ぶこと」「子どもを育てること」「友人をもつこと」「地球上に愛があること」こうしたものは人間が生きるためにぎりぎり必要な土台です。発展はこれらをつくることの味方でなくてはならない。

この内容を読んで結婚の条件に「年収、学歴、身長、外見、年齢」などの条件ばかりを気にして、お見合の相手を選別している婚活中の人たちに、本当の幸せはそんな条件だけで決まるものではないことを、改めて私達仲人が伝えていくことができればと思います。

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