アプリ婚活の実態

2023/6/14

結婚相談所加盟連盟として多くの結婚相談所の開業サポートをさせて頂いております日本ブライダル連盟=BIUです。

BuzzFeed Japanが4月6日~7日、Yahoo!ニュースと共同で「マッチングアプリの利用経験がある」18歳から49歳の1000人を対象に、アンケート調査を行った結果が発表されています。
本調査から読み取れるアプリ婚活の利用実態と、これに対して仲人婚活に何が必要となるかをまとめてみました。

1.アプリを利用する理由

アプリを使う理由を尋ねたところ、最も多かったのは、「出会いの機会を増やせるから」で50.5%を占めました。
続いて「普段の生活では縁のない人と出会えるから」が28.2%、「希望する条件で相手を探せるから」が25.0%、「気軽に出会えるから」が19.5%との結果となりました。
以前のBIU通信にも、現代の社会では、社内恋愛や個人の交流の場、出会いの機会の減少から、昔に比べ結婚相手を見つけることが難しくなっていると書きましたが、結婚適齢期の年代において、これを裏付ける格好となりました。
現実での出会いの機会が減少し、これをアプリに求めている婚活者心理が浮き彫りになっています。

2.理想の相手とマッチングするための工夫

また、理想の相手を見つけるための工夫については、写真写りに関するものを挙げた会員が多く、実際に「マッチングアプリで相手を探すときに最も重視すること」を聞くと、「見た目」が最多で53.4%との結果になりました。
このため、掲載する写真には、写真写りがよくなる顔の角度を研究している、服装を変えたり、女性はカラコンをしたりするなどの工夫や、話題の糸口になりそうな写真、例えば「この写真はどこで撮ったの?」と思わず聞きたくなるような旅行先での写真を掲載するなど、興味を持ってもらうための工夫を凝らしているようです。
特にアプリでは、写真で好感を持ってもらって初めて、詳しいプロフィールへアクセスされます。
最終的にマッチングするかどうかはプロフィールの内容次第ですが、写真が悪いとスタートラインにすら立てないことから、力が入るのも当然のことと言えそうです。

3.アプリ利用のトラブル

アンケートで「嫌な思いをしたり、トラブルになったりした経験」を尋ねたところ、「プロフィールの写真と実物の顔や体型などの見た目が大きく違っていた」が24.9%と最多で、4人に1人の計算になります。
続いて、「理想の相手となかなか出会えなかった」(18.5%)や「突然、相手からの連絡が途絶えた」(14%)「同意しない性行為を強要された」(2.6%)「恋人や配偶者の存在を隠していた」(3.2%)など、極めて悪質な被害に遭った人もいたようです。

4.まとめ

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2021年に発表した「マッチングアプリの動向整理」によると、アプリを過去3年以内に利用したことがある20代は28.9%と、およそ3人に1人がマッチングアプリを利用している計算です。
婚活のメインストリームがマッチングアプリの利用であることは、今やゆるぎない事実です。
今回のアンケートの結果では、その一方で多くの会員が理想の会員と出会えていないことがわかります。
このような「婚活難民」は、自分の力でお相手を探すことはできないことを考えれば、結婚相談所だけが、アプリでは上手く婚活できていない未婚者を、成婚に導くことのできるものと思います。
また一方、結婚相談所はこうした会員を集客し、受け入れるために、アプリ婚活の良さを積極的に取り入れていく必要があると考えます。
例えばアプリを利用する理由の中で最も割合が高いのは「出会いの機会を増やせるから」となっていますが、これはスマートフォンという常に手元にあるデバイスで、ほんの少しの空き時間にお相手探しや写真のアップロード、メッセージの送信など、出会いにつながる行動が起こせるからに他ならないと考えます。
従って、カウンセラーが中心となってお世話を進める結婚相談所であっても、提供するサービスの中に、会員が使い慣れたアプリ利用ができることは必須です。
実際のところ、BIUのアプリの利用者調査では約79%がアクティブユーザーであり、一度利用を開始頂けば途中でやめることなく、継続してアプリをご利用頂いていることがわかっています。

BIUでは「独立・開業した結婚相談所の運営サポート」についても手厚く対応させて頂いております。
結婚相談所を開業のご検討の際はお気軽にご相談下さい。

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