結婚相談所にとってのSDGs

2021/11/10

1972年の開業より、結婚相談所加盟連盟として多くの結婚相談所開業・運営をサポートしてきた日本ブライダル連盟=BIUです。

昨今よく耳にする「SDGs」ですが、結婚相談所のビジネスに関することをすぐに理解することは難しいと感じます。

しかし世界中で推進されている「SDGs=持続可能な開発目標」を強く意識している消費者が増えてきた場合を想定すると、結婚相談所も無視して手をこまねいている訳にはいきませんし、世界的な問題に対しての取り組みを行うことで、結婚相談所が多くの人々により多くの幸福を届けることが可能です。

今後の世界的な動向として「環境を汚してでも儲ける・自分の利益のためだけに儲ける」といった拝金主義はいささかイメージが悪くなってきている印象です。

消費者が事業者を「どの様に見るのか=ブランディング」の一端として、結婚相談所開業を検討中の皆様、すでに結婚相談所を開業されている皆様にも「SDGs=持続可能な開発目標」をご理解頂く必要があると感じています。

今回はこの「SDGs」と結婚相談所のビジネスの関連性について考えて行きたいと思います。

結婚相談所のビジネスが持続可能性のある経営を行うには?

地球レベルで提案されている行動目標から、結婚相談所で取組める行動目標と、そうではない行動目標があります。

以下は全17の目標です。

結婚相談所では、気候変動対策や海の豊かさを・緑の豊かさを守るなどの環境に対しての目標の解決は難しいかと思いますが、これらの中で結婚相談所が取り組むことができる行動目標があります。

次項にて、結婚相談所で取り組むことが可能なこれらの行動目標についてご説明致します。

行動目標:貧困をなくそう + 質の高い教育をみんなに
ひとり親世帯(特にシングルマザー再婚支援)が経済的に抱える問題を解決

SDGsの行動目標の一つめとなる「貧困をなくそう」に対して結婚相談所ができる取り組みのひとつが、非正規雇用などの不安定ない雇用環境で働くシングルマザーの再婚支援を行うことでパートナーとの共生で経済的な問題解決を目指すことです。

シングルマザーの方の家庭で経済的に問題を抱えてしまっている場合、やはりそのお子様にも経済的な問題が起きてしまいます。

結婚相談所でシングルマザーの方に対して婚活サービスを提供して頂き、成婚された場合は一人親で不安定だった経済状況を改善することも可能となります。

経済的負担を軽減し未来ある子供たちの教育機会を推進。親の年収により子どもの教育機会を与え格差を減らすことも可能となります。

行動目標:飢餓をなくそう
生涯独身者(特に男性)の抱える問題を解決

SDGsの行動目標の一つめとなる「飢餓をなくそう」に対して結婚相談所ができる取り組みですが、結婚を希望する独身者に寄り添い生涯独身をなくすことが非常に重要です。生涯独身者が失業してしまった場合などもパートナーがいれば防ぐことも可能ですし、高齢化も進んでいますがパートナーの有無は健康にとっては非常に重要となります。

この様に「パートナーの存在」が経済的なリスクを始め飢餓に対してもリスクを低減することが可能です。

行動目標:ジェンダー平等を実現しよう
多様化する結婚観に対応する

SDGsの行動目標の一つめとなる「ジェンダー平等を実現しよう」に対しての結婚相談所の取り組みですが、LGBTの方々に対しての婚活サービス提供です。

日本ブライダル連盟では「日本LGBTサポート協会」と提携し、結婚相談所の皆様に向けてLGBT向けの婚活サービスを提供させて頂いております。

性別や人種、障害、LGBTなど性的マイノリティの方の理解を深め差別することなく、人権を尊重した対応を行うことで「ジェンダー平等を実現しよう」という目標へ取り組むことが可能です。

また、結婚後の女性の負担をなくし家庭での男性の理解も結婚相談所として伝え理解に務めることもジェンダー平等に対しての取り組みとなります。

行動目標:働きがいも経済成長も
結婚相談所間で連携し価値観を共有

SDGsの行動目標の一つめとなる「働きがいも経済成長も」に対してですが、そもそも起業をして働きがいを経て、収益化を積極的に進めていく結婚相談所のあり方そのものがこの行動目標を達成しているようにも思えます。

さらに、結婚相談所(仲人)同士が常に価値観を共有、連携し会員の成婚に向けたサポートが継続的にできる環境を作り、より自身の働きがいも増進し、その結果意欲が増して自社や業界の発展に繋げていくことで働きがいも経済成長も達成させていくことが可能です。

行動目標:人や国の不平等をなくそう
国際結婚の理解、LGBT同性婚の実現

SDGsの行動目標の一つめとなる「人や国の不平等をなくそう」という目標ですが、この目標も結婚相談所が取り組むことで解決が可能だと考えております。

結婚を希望する独身者の方々のなかでも、昨今はご自身の状況やお相手のご希望に関して多様化(ジェンダー・国際結婚)が進んでいます。

その十分な理解と知識を身に付けて、LGBT、国籍、人種、宗教、障がい者の方に寄り添え抱える問題解決に対応できるサービス提供を整え結婚に対して平等な機会と出会いの場を提供することが重要と考えています。

日本ブライダル連盟では、国際結婚に関してのサービスのご提供はもとより、前述のとおりLGBTの方々に向けたサービスのご提供も行っております。

行動目標:住み続けられるまちづくりを
LGBTの抱える問題を解決

SDGsの行動目標の一つめとなる「住み続けられるまちづくりを」という目標ですが、LGBTのパートナーシップ宣誓宣言を推進し、またLGBTへの理解を増進して自らもally(アライ)となり住み続けられる地域実現を目指し、真剣な出会いの提供を行うことが大切です。

ALLY(アライ)とは?

ALLYという単語の意味は「味方」という意味です。

この場合、LGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと考え、支援する人のことを指します。

行動目標:平和と公正をすべての人に
結婚を希望するすべての方のために未婚化・少子化問題・生涯独身・LGBTの問題への取り組み

平和な社会に必要なのは平和な家庭です。結婚という姿、形が平和で拓かれたものになるよう様々な問題解決に全力で取り組む必要があります。

また、結婚相談所のサービスを公正に様々な方向けに提供することで目標を達成できると考えております。

最後に

日本ブライダル連盟ではLGBT向けの婚活サービス・国際結婚のサービスを結婚相談所の皆様に提供しております。

起業を検討されている「SDGs=持続可能な開発目標」を意識されている方にも日本ブライダル連盟=BIUでの結婚相談所開業は自信を持っておすすめ致します。

結婚相談所開業にあたってのご質問は以下よりご連絡くださいませ。

株式会社日本ブライダル連盟 営業本部 担当:佐久間
TEL     :03-5332-6807
MAIL   :sakuma@biu.jp