結婚相談所の経営課題とは?注目ポイント4つ!

2020/5/28

結婚相談所の開業を検討されている方にとって気になるのは、結婚相談所の現在の経営課題では無いでしょうか。

年々大きく変化する市場に対応する為に、注目していただくべきポイントについてお伝えさせて頂きます。

婚活・恋活・マッチングアプリ人気を理解する

現在の婚活市場において大きな存在感を放つのが「婚活アプリ・恋活アプリ・マッチングアプリ」などと呼ばれるサービスです。

スマートフォンのアプリケーションなどで気軽に利用できるサービスです。

一時期まではこういったアプリの利用に対しては「恥ずかしい・バレたくない・負けたようで嫌だ」とネガティブな感想を持っていたユーザーがほとんどでしたが、最近ではそういった感情も薄まって当たり前に利用される様になりました。

最近では「まずはアプリから」というケースが非常に多いです。

仲人型結婚相談所の経営課題としては、やはり「アプリから婚活を始める」という方々が増えてきていることがあげられます。

アプリの利用は女性は無料、男性は月額数千円程度で利用可能な点が大きなメリットです。

もちろんアプリで出会って結婚するカップルも一定数は生まれていますので「従来の仲人型結婚相談所」のスタンスから脱却し、どの様な顧客層が仲人型結婚相談所を利用するのかといった点を熟考する必要が出てきております。

アプリに対して仲人型結婚相談所が解決可能なこと

アプリの利用者が増えている反面、大半のユーザーは「アプリで出会えない・アプリで結婚できない」という問題を抱えています。

そもそもアプリでも「恋愛経験が豊富だったりルックスや条件が良い方」が人気です。しかしこういった条件から少し外れてしまった方はアプリでの活動でもなかなか結果を出すことが出来ません。

仲人型結婚相談所の強みはやはり「仲人・婚活カウンセラーとして会員への手厚いサポートやアドバイスが可能」という点です。

根本的にアプリは自力で活動しなければならないのですが、仲人型結婚相談所は二人三脚での活動になりますのでその点は大きな強みになります。

婚活パーティーの人気を理解する

アプリと同様に人気なのが「婚活パーティー」です。勿論、今はコロナ禍の最中であり、環境は厳しく、あくまでコロナ問題の前の状況でのお話ですが・・・。

やはり利用費用が安いということもありますし、コンテンツによっては友人同士での参加なども可能なことから婚活パーティーは人気です。

最近、婚活を開始する場合は「アプリか婚活パーティーか」というくらい、アプリと同様に手軽に利用しやすいのが婚活パーティーです。

出会いに対する価値観が大きく変化しており、過去とは違い現在の結婚適齢期の方々は「普通にしていても出会いがなかなか生まれない・恋愛や結婚に消極的な人が増えている」という問題を抱えていますので、出会いを求める人々が集まる場所に足を向けるのは当然の事になってきています。

パーティー業者が行う婚活パーティーに対して仲人型結婚相談所が解決可能なこと

仲人型結婚相談所の中でも積極的にパーティー・イベントを開催されている方は多いです。

突然結婚相談所に入会するよりも、やはりもっとカジュアルな活動から開始されたい方が多いため、ご自身で婚活パーティーなどを開催して頂くのが良いです。

アプリでも同じ問題が有るのですが「街コンや婚活パーティーで自力で結婚でき無い方」というのは多いので、やはり仲人型結婚相談所が持つサポート力を必要とする方も多いのです。

やはり「サポートが充実している」という点と「一人では結婚できない方々を助けることができる」という事実を再度改めて強く認識して頂き、そういった情報を発信して頂くことが非常に重要です。

入り口はカジュアルでも、充実したサポートを必要とする方々を成婚までサポート出来る結婚相談所が婚活パーティーを開催するのは大きなメリットがあります。

大手結婚相談所の性質を理解する

過去の婚活市場と2020年現在の大きな違いが「大手結婚相談所」の存在です。

かつて、結婚相談所といえば「仲人型結婚相談所」の意味合いが非常に強かったのですが、最近ではもともと婚活とは異なる事業を行っていた大手企業が婚活ビジネスに参入してきております。

大手企業の強みはやはり資本力です。

電車に乗っていると大手結婚相談所の中吊り広告を目にする機会も増え、インターネット広告でもやはり大手結婚相談所の広告が目に入ることもあります。年々大手結婚相談所が勢力を拡大しています。

「大手が力を入れているから仲人型結婚相談所を開業するのはリスクが高い」と感じられる方も多いかも知れませんが、そうではありません。

大手結婚相談所にも弱点があります。


・サービス内容が薄い
・会員をサポートするのは「社員」
・婚活カウンセラーの対応する人数は「100人以上」

大手結婚相談所に対して仲人型結婚相談所が解決可能なこと

大手結婚相談所に対して、仲人型結婚相談所がまっさきに行うべきことは「大手の弱点を突く」ことです。

まず、大手の結婚相談所で会員をサポートするのは「社員」の婚活カウンセラーです。仕事を頑張らなくても給料は同じです。会員が成婚しようがしまいが、評判は会社が担保しています。

そういった婚活カウンセラーに比べて、仲人型結婚相談所の強さはやはり「カウンセラーのほとんどがオーナー自身」であり「自社の評判は自分の能力が全て」という点です。

また、大手企業の弱みとしては「規定のサービス内容以上の対応が出来ない」という点です。

その点については個人経営や小規模経営の仲人型結婚相談所は小回りが効き、融通も効きますので顧客に対して柔軟なサポートが可能です。

この様に仲人型結婚相談所ならではの強みもたくさんありますので、大手結婚相談所が台頭してきた場合にも対抗する事が出来ます。

ぜひとも一度、大手結婚相談所の利用料やサービス内容、評判などを調査されてみて下さい。

対抗できるポイントや自社の強みの洗い出すことで仲人型結婚相談所だからこそ提供可能なサービスを生み出すことが可能です。

現在の会員の性質を理解する

実は年々婚活を行う人々の性質が変化しています。

10年前に婚活をしていた世代と、2020年現在に婚活を始めようとしている世代の価値観は全く異なります。

前述のとおり、婚活アプリや婚活パーティーなどのサービスが普及したということも大きな違いです。しかし何よりも「全く違った時代を生きている」ということを根本的に理解する必要があります。

2020年現在の40歳以下(1980年生まれ以下)は「ミレニアル世代」と呼ばれており、消費活動に非常に消極的な世代です。

反面10年前である2010年の40歳の方々は「バブル世代」でした。消費活動に対して非常にアグレッシブな性質の世代でした。

この2つの世代の落差は非常に大きいです。バブル世代にとって魅力的だったサービスは、ミレニアル世代以下の世代にとっては「高すぎる」と評価されがちです。

会員の性質を理解するには?

もしビジネスとして利益化が難しいとなった場合は、思い切ってターゲットを変更するというのも方法の一つです。

また、現在の婚活適齢期の方々に、自社のサービスに対する率直な意見を聞いてみるのも良いでしょう。

対象が「欲しがるサービスと欲しがる価格」でサービス提供を行うことが出来ればビジネスの発展は間違いありません。

最後に

結婚相談所の経営課題を理解しクリアすることで、安定的な経営を行うことが可能です。

仲人型結婚相談所の強みをしっかりと理解して頂き、さらに時流に対して柔軟な対応を行って頂くことでより大きく飛躍することが可能となります。

結婚相談所開業にご興味があり、ご開業に当たってご質問・ご相談などございましたらご気軽にご連絡くださいませ。

株式会社日本ブライダル連盟 営業本部 担当:佐久間
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