「ゆる起業」という起業スタイル

2017/2/13

「ゆる起業」という起業スタイルをご存知でしょうか。

「ゆる起業」とは、自分の好きな仕事で起業し、無理せず、適度な収入を得るスタイルの起業のことです。

起業と言えば、事業を拡大し、利益を追求し、社員を増やして売り上げを伸ばして・・・ということを考えがちですが、「ゆる起業」はそうではありません。原則として、「楽しいと思えること」を「楽しいと思える」だけやります。必死になって仕事を取るのではなく、「周囲に自分が必要とされている」と実感することで、「やりがい」を感じられるような仕事をすることだ・・・と、銀座セカンドライフの片桐実央代表は語っています。

とは言え、起業することに関心はあっても「自分には何ができるかわからない」、「起業のアイデアがみつからない」という人も多いのではないのでしょうか。このような人は、まず3つの円を描いてみましょう。3つの円の一部が重なるように描き、「やりたいと」、「できること」、「お金になるか」をそれぞれの円に書き込むのです。

ゆる起業として結婚相談室を考えたとき、やりたいこと、できること、お金になるかの3つのポイントは、下記のように考えても良いかと思います。もちろん、それぞれにまったく別な理由もあろうかと思いますが、初期投資が少なく、比較的簡単に始められる結婚相談所ビジネスは、ゆる起業の目的の一つであると言われる「老後の生きがい」を得るのに適した起業と言えると思います。

1.やりたいこと
BIUのホームページをご覧いただいているということは、すでに「やりたいこと」の中に結婚相談所の起業が入っているということかと思います。
日本は少子化が叫ばれて久しく、少子化対策は待ったなしとなりました。地域の婚活支援活動も、盛んになってきている事も実感されているのではないでしょうか。地方自治体の展開する婚活支援事業においてもご縁を繋ぐ役割を果たす、カウンセラーの重要性が見直され始めています。日本の少子化、晩婚化に歯止めをかける結婚相談所の運営という事業は、正しく動機づけが明快でやりがいをストレートに感じることのできる素晴らしい仕事かと思います。

2.できること
日本ブライダル連盟への加盟をお考えであれば、起業にあたり必要な投資はコンビニや飲食店の開業などに比べ、桁が一つ少なくて済む程度ですし、ランニングコストも商品発や仕入れがない分、低く抑えられ、負担にはなりません。電話とパソコンがあれば起業できる、間口の広さが特徴です。そして、経験豊かなシニア世代の起業であれば、今までの人生経験をカウンセリングに役立てていくことは可能かと思います。

3.お金になるか
結婚相談所の運営にあたっては、ロイヤリティーなど売り上げに応じた弊社への支払いはありませんので、会員からいただく月会費やお見合料等の費用は結婚相談所の収入になります。相談所への入会を勧めるというより、独身者に出会いのきっかけを提供してあげる、そんなスタンスでやっていただければ、収入に繋げていくことは、イメージできるのではないでしょうか。まずは、周りにいらっしゃる独身の方の出会いの機会を作ってあげることから始めてみては如何でしょうか。生涯未婚率が3人に1人になる勢いです。結婚相手紹介サービスの需要はこれからのビジネスと言えるかと思います。まずはお知り合いから、そしてその方たちからのご紹介で会員集客の幅を拡げていくことで、収入は自ずと増えていくことになろうかと思います。

シニア世代の起業では、「できること」で「市場性」があれば、「やりたいこと」にどんどん挑戦することができます。でも、目的は「老後の生きがい」なのですから、体力的に厳しければ、無理のない範囲まで仕事を減らせばよいのです。

第二の人生に「ゆる起業」として、結婚相談所ビジネスを考えてみてはいかがでしょうか。