結婚適齢期という概念

日本には「結婚適齢期」という概念があります。

 

ゼクシィのアンケートによれば、女性が考える女性の結婚適齢期の1位は27歳、女性が考える男性の結婚適齢期の1位は30歳とのことでした。

しかしながら実際、結婚適齢期を実感するのは周囲の声や変化のようで、「実際に『今が結婚適齢期だなぁ』と感じたのは何歳のとき?」の質問では、「周りが結婚ラッシュだった24歳のとき」、「周りに子供ができて、自分もそういう年齢だと気が付いた30歳のとき」、「30歳。親に心配されるようになったから」という、周囲の結婚ラッシュ、親や親せきからのプレッシャーが、強く適齢期を実感させるようです。

 

一方では、異性に対するある種のあきらめや、覚悟ができたときに、ふとそんなつもりはなく出会った男性とそのままゴールインすることが非常に多いことも事実です。これはいったいどうしてでしょうか。

 

フランスでは、「結婚適齢期」という概念がないそうです。他人の年齢を聞いて、それによって“結婚している・していない”について他人が何かを論じたり、また問題視することはまずありえないといいます。そして当人も、結婚していないことに対し、なんの引け目も不安も感じることなく生きていける土壌があるのだといいます。こうした環境では当然ながら比較もないため、当人の焦りも周りのプレッシャーもありません。こうした土壌が逆に、恋愛に臆することなく、周囲の意見に縛られず、自由な発想で積極的に恋愛を楽しむ国民性を形成していると言えるのです。

 

少し古いデータ(2010年)で恐縮ですが、日本人が結婚適齢期と考える20代から40代の婚姻率は63.9%で日本がトップでした。先ほど話題としてフランスは最下位で38.2%。では、先に書いたような風土では結婚率が低いではないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。

フランスやスウェーデンでは、結婚しないことを選択し、長年同棲して子どもができても同棲関係のままでいることを選択するパートナーが多いのです。したがって、婚姻届けの提出数=成婚数ととらえることができません。先ほどのフランスの結婚率に、同棲率(29.5%)を加えると合計67.4%となり、これを成婚率ととらえるなら、逆に日本より優秀といえるのです(日本の同棲率は1.3%)。

 

なかなか成婚につながらないとお悩みの相談室様、成婚できないと心配の会員様は、一度こうしたプレッシャーから会員やご自分を解放してみてはいかがでしょうか。結婚に対してプレッシャーのかかる日本的考え方、真逆なフランス的考え方。どちらがいい、悪いということはありませんが、こうした恋愛に対する意識の違いがあっても、さして成婚率に影響がないことがわかっていれば、もっと楽な気持ちで婚活ができるかもしれません。