婚活関連サービスの移り変わりと未来予測

2017/9/19

これまで婚活関連サービス市場では、様々なサービスが展開されてきました。これからも男女の出会いを演出する方法や手段は様々なものが開発され、提供されるものと予測できます。特にこれから特に注視していかなければならないサービスコンテンツは。AIに纏わるサービスかと思います。婚活業界におけるAI、いわゆる人口知能は、婚活業界の業態間の壁を取り払い、提供サービスの質と量のあり方を根底から崩していく可能性を孕んでいます。資本の小さな仲人婚活にとって、その開発の方法も含め、必要コストについても想像すらできないAIという分野について、今後、我々はどう取り組んでいくべきなのでしょうか。今までのサービスの移り変わりとともにイメージしておくべきかと思います。

●街コン
一時期は大変なブームでした。参加人数が100人以上になることもあり、チケットの入手も難しく、かつて都市部では毎日のように開催されていました。ところが最近はどうでしょうか。
インターネットで検索してみればすぐわかりますが、今では閑古鳥が鳴いています。チケットも当日でも余裕をもって買うことができます。
衰退の理由はいくつか考えられますが、大きいのは街コンのクオリティ低下による参加者離れでしょう。支払う会費に対して料理の程度が低すぎる、参加者が独身者でない、などの理由から、参加者の街コン離れが急激に進みました。結果、街コンという業態全体の評価が下がり、参加者が集まらなくなりました。今後は、参加者の参加資格の確認を人的リソースでではなく、既に個人が保有するラインIDやフェイスブックアカウントで確認し、システムに仮登録をし、イベント中はその仮登録内容が公開されている、そんな環境を整えることができたら街コンのイメージも改善できるかもしれません。

●婚活パーティー
ご存知の通り、婚活パーティーは結婚を希望している男女がダイニングバーなどの会場に集まって、直接出会ってコミュニケーションを取り、相手を見つける場の提供です。しかしながら現在では、開催する業者、開催件数が需要以上に増加し、会場の確保やパーティーの質の維持が難しくなっています。一次的な提供サービスでは、ビジネスの発展性が見えず、ユーザーが求めている、出会える=1対1になることにサービスそのものが変容していくことが求められています。出会える、1対1になれるコンテンツの装備をAIで備えていく、そんな時代がくるのではないでしょうか。

●ネット婚活
ネット婚活では、ヤフー株式会社が運営する「ヤフーパートナー」や、世界最大級の恋愛・結婚マッチングサイト「match.com」が、それぞれ登録数450万人、180万人と、大手の大規模サイトが会員数やサービスの面で先行してきました。また、最近では、「ペアーズ」が、実名登録の多いフェイスブックのアカウントを利用した、手軽な会員登録を武器に、若年層の会員獲得に成功し、ネット婚活業態のTOPブランドにのし上がっています。

これらインターネット通信系のサービスは、今までは、技術の進歩に合わせて普及していき、一方では激しいインフラの変化によって繁栄~衰退を繰り返し、大きく形を変えながら、ネット婚活という1つのジャンルを構築して参りました。しかしながら、今後、全ての婚活業界の業態の垣根を取り払うインパクトを持つ、AIというインフラ整備は、特にこのネット婚活業界に最大のインパクトを与えるのではないでしょうか。

近い将来、AIが当たり前になった場合、すべての婚活サービス業は、最終的にカウンセリングサービスに集約されるのではないでしょうか。上記で紹介したサービスが主たるサービスと捉えている、「お相手選び」は、間違いなく、AIに取って代わられます。容易に取って代わることができないのが、カウンセリングという人的サービスです。ただ、我々仲人婚活も従来のカウンセリングでは不十分です。経験とメソッドに裏打ちされた唯一無二の人的サービスとしてカウンセリングノウハウを構築しなければなりません。

その為に重要なことは、AI開発という資本の必要な開発スキームの中で、どのような形であれ、我々はTOPランナーグループにいなければならないということだと考えています。

BIUは、AI開発でのTOPランナーになるべく、様々な協力会社との提携を進めています。また、合わせて、仲人婚活という基本を大切にしながら、会員情報の共同利用サイト、集客ツールの開発・ご提供も行っています。結婚相談所の経営にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度BIUまでご相談ください。

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