取り敢えず行動しよう!

内閣府は日本とヨーロッパの4カ国の男女に結婚観などを聞いた2015年度の国際意識調査の結果をまとめました。この質問は内閣府が少子化対策に生かすため5年ごとに実施し、今回で3回目となります。

恋愛について「相手からアプローチがあればお付き合いを考える」と解答た人が日本では34.9%で「自分からアプローチする」の20.0%を上回り、どちらかといえば受け身の姿勢が強いことが明らかになりました。一方、日本以外では「見過ごせない相手には自身からアプローチする」と解答た人がアプローチを待つ人よりも多かったとのことです。

日本人の慎重さの裏側には、失敗(=振られる、離婚)に対する恐怖心が、海外に比べて大きいことがあるようです。特に離婚ともなれば昔から、取り返しのつかない失敗とされ、親の恥につながると捉えられたことから、勢いお相手選びには慎重にならざるを得ません。

恋愛の失敗も離婚も、瞬く間に周りに知れ渡り、失敗の傷口が言えない間に、周りに理由や経緯を説明しなければなりません。婚活を考える年代では、一度や二度はこういう経験があって、二度と同じ思いをしたくないという気持ちが、うまくいかなかった場面をまず想像させてしまうのでしょう。

しかし今、「バツイチ」は決して珍しい人種ではなくなりました。日本でも今や、2.9組に1組は離婚しています。むしろ失敗経験は重視され、2回目の結婚生活を円滑に進めるための必要な知識ととらえられていることも少なくないようです。

一方、日本では交際する相手との結婚を考慮するとの返答が42.7%と4カ国で最も高かったとのデータも発表されています。

つまり日本では、お見合いやお付き合いが始まるまでのハードルが非常に高く、でもこれを乗り越えてしまえば4割以上の男女が相手を生涯のパートナーとして意識するということです。今回の調査結果はヨーロッパの男女との比較ではありますが、日本人特有の慎重さ(=行動力のなさ)が、失敗経験を乗り越えようとする行動の阻害要因になっているのなら、取り敢えず行動(パーティへの参加やお見合いなどの)を起こす後押しをすることが未婚者にとって結婚への道筋を明確にする為に大変重要なプロセスになります。結婚相談所は、これまで以上に取り敢えず行動することを未婚者に対して説いていく必要があるのではないでしょうか。

まずは、思い切って行動を起こすこと。たとえ失敗だったとしても、今やそれは失敗ではなく、次の成功のための貴重な経験であり、責められることはないのですから。