結婚も合理化の時代

現在では、結婚に対する考え方が非常に合理的になってきていると考えられます。

前回、BIU通信のテーマとした「とり婚」はその最たるもので、「将来後悔しないため」に、とりあえず結婚しようと説いています。これは結婚を考える時、誰もが想像する幸せで理想的な日常生活を追い求めて時間を浪費するのではなく、独身のままでは将来、確実に訪れる後悔の場面を避けるために今すぐ結婚しようという意見で、きわめて合理的な考え方と言えます。

こうした合理的な考え方は、特に結婚に消極的と言われる20代の若者から沸き起こっているようです。ブライダル総研の落合歩研究員の分析では、彼らは職場やサークルといったコミュニティ内での恋愛に消極的で、失恋して、自分の属するコミュニティの雰囲気を壊すリスクを冒したくないと考えているようです。絶対に振られることのない、2次元の女性に必死になる理由もわかる気がしますね。こうしたことから彼(彼女)らは、目的がはっきりした結婚相談所や婚活パーティ―などのサービスを利用することにためらいがありません。

最近のテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」では、職ナシ彼氏ナシの主人公・森山みくりが、恋愛経験の無い独身サラリーマン・津崎平匡と、あることがきっかけで 、同居して家事を受け持ち月給を得る、仕事としての結婚=契約結婚を描き、高い視聴率を得ています。これは単に主人公の新垣結衣の可愛さだけでなく、結婚を職業ととらえた合理的な考え方が、若い婚活世代の共感を得ているのではないだろうかと考えられます。

今や、結婚相手を出会いで見つけるという概念は崩れ、プロセスを省いて合理的に結婚する考え方が、不真面目ではなく当たり前な時代になりました。この風潮は、多くの会員がデータベース化され、もともと出会いが合理化されている結婚相談所には大きなチャンスかもしれません。