結婚相談所 開業の不安

2016/9/8

「他の相談室とうまくやっていけるだろうか」、「会員とうまくコミュニケーションが取れるかどうか自信がない・・・」開業時や開業後、よくこんな相談をうけることがあります。当然ながら相談室は会員の希望を汲み取り、お相手相談室とは連絡を密に取り合いながら、成婚に向けて調整していかねばなりません。相談室のカウンセラーとの人間関係や、自会員とのコミュニケーションはビジネスを成功させるためにも非常に重要です。

日本ブライダル連盟では相談室開設後の、相談室間の意思疎通を円滑にするための相談やアドバイスも行っています。

このような事例があります。

A相談室会員とB相談室会員がお見合いをした。A相談室室長は規則通り、翌日午前中に自会員から結果を聞き、相手相談室室長に連絡を入れた。しかし、B相談室室長は自会員の仕事の都合から連絡が取れず、結果を聞くことができなかったため、返事が見合いの三日後となった。A相談室はB相談室に対する不信感がつのり、B相談室は規則を楯に努力を認めようとしないA相談室に不満をつのらせる・・・。

規則では確かに、お見合いの翌日午前中には自会員から結果を聞けるよう、指導することになっています。このため、相談室Aの不信感はもっともですが、規則をよく読むと「なお、連絡が遅れることが事前にわかっている場合は、日時を指定し先方の了解を取っておくこと。」とも書かれています。

従って、どちらかがこの記載に気づき、互いにもう少し深くコミュニケーションがとれていれば、無駄にギクシャクすることはなかったかもしれません。このケースでは連盟より、相談室Bに対しては、午前中に結果を聞くルール順守の指導と、遅れる場合は相手相談室へきちんと事前連絡をすれば規則に反しないことをお伝えし、相談室Aに対しては相談室Bの指導を行った旨の報告をいたしました。結果的に双方に十分ご納得いただき、次回以降もわだかまりのないお見合い縁組ができることと思います。

日本ブライダル連盟では、創業43年の実績から、相談室開設に関するさまざまな不安や疑問にお答えできる経験があります。結婚相談所の独立開業にご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。